FUJIFILM X-T1 Review

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さて、前回より大分時間が空いてしまいましたが、お借りしておりましたカメラ、FUJIFILM X-T1について幾つか書いてみようかと思います。

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ダイヤル操作の利便性

First Impressionでも述べましたが、特筆すべきといえるほどダイヤル操作は便利ですね。

勿論最初の数日間は慣れることが必要になりますが、一度慣れてしまうと一々画面を見て階層を潜り各種設定をすること無く、全てダイヤルだけで処理できるのは撮影のレスポンスへ大きく寄与してくれました。

むしろ一旦これに慣れてしまうと"細かく設定を変えながらの撮影"というのが出来る様になり撮影の幅も広がりますし、後処理の工程数も大きく減らすことが可能になりました。

逆に返却後、普通の一眼に戻ると各種設定の煩雑さに閉口してしまったのは言うまでもありません。

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EVFのメリットデメリット

X-T1の最大の特徴とも言えるタイムラグ0.005秒の236万画素の高精細、大画面の有機EL EVFは、まるでOVFを見ているかと錯覚するほど自然な視界を提供してくれます。更にはEVFゆえ、ピント面の拡大が容易に出来るのでピントを追い込む必要のあるMF時には抜群の利便性を提供してくれました。

これに関してはOVFには決して真似の出来ないメリットであり、これならEVFを敢えて選択する理由になると言えるでしょう。

しかしながら、思いもしなかったデメリットにも遭遇しました。

それが"目の疲れ”です。言われてみれば当たり前なのですが、液晶画面をかなりの近距離で見続ける訳なので目にもOVFとは比にならない程度に負荷が掛かるようです。

私の場合、特に長時間画面を見ていることが苦手な方なので、1日通して撮影をしていると3時頃には目の疲れで正直ピントが合っているのかが分からない程までになってしまいました。

その際にはもう割り切って背面液晶のみで撮影するようにしましたが、背面液晶とEVFと上手く使い分ける事が大事かも知れません。

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機動性

これはミラーレス故でしょうが、X-T1にXF10-24mmF4又は、XF18-135mmF3.5-5.6を常時付けた状態で持ち歩いていましたが私の標準仕様のフルサイズ一眼+単焦点レンズよりも重量も体積も小さいんですね。気軽さが全然違うので持ち運ぶ機会も多くなり、必然的に撮影枚数の伸びていました。

正直スペック上ではそこまで大きくは変わらないのですが、ほんの少しの違いがここまで持ち運ぶ気にさせるとは思わなかったので、ミラーレスが普及する理由も何となく納得してしまいました。

またX-T1の場合、電源を入れてから撮影までのレスポンスや、撮影時の操作性、EVFの自然さ等が通常のミラーレスとは異なり一眼ライクであることから、撮影をしようと思ってからその行動に移るまでの心持ちが通常の一眼と全く遜色ないという点が個人的にはかなりプラスでした。

どうしても、ミラーレスを使うときは撮影方法(背面液晶での撮影)の違い等から同じ様な心持ち、気構えでの撮影が出来ないと感じていたことから、この様に一眼同等のレスポンスで撮影できるのは一眼から移行を考えている方にとっては大きなアドバンテージになると言えるのではないでしょうか。


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写りは実際

私にとっては今回初のFUJIFILMの最新センサー『X-TransCMOSⅡ』の機種だったX-T1ですが、以前のX-TransCMOSの画と比較してみると落ち着いた画になった印象を受けました。
以前はRAWで撮影された画さえ特徴的な発色、階調表現をしていたにも関わらず、今回のX-T1で撮影した画はよく言えば”素直な画”でした。RAWで後から現像する事を考えるとニュートラルで扱いやすいでしょう。
ただ、逆に"つまらない画になった”と捉えることも出来るかも知れません。しかしながら、FUJIFILMには『PROVIA』『VERVIA』『ASTIA』といったフィルムシミュレーション機能がありJPEGの画は相変わらず尖った特徴的な画を作ってくれるので、RAWとの差別化という意味合いにおいてはむしろこの様なニュートラルなデータを作るようにした方が良かったのかも知れませんね。

全体の解像度は従来のX-Trans CMOS同様ローパスレスらしい解像度の高い画を作ってくれるので三脚付で撮影した画は期待通りの出来映えでした。

今回のX-T1はクラシカルなスタイルに拘るFUJIFILMが敢えて出した一眼スタイルのカメラです。期待通り従来の一眼レフ機を駆逐しかねない魅力のあるカメラであることは疑いようがありません。

そして、その一眼スタイルのカメラに必ず必要になってくるのがズームレンズでしょう。

当初は単焦点のラインナップのみだったFUJIFILMが満を持して発売したズームレンズ。勿論理論上では単焦点に性能では劣るズームレンズですが・・・そこは別途記事で。

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